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アジレントは考古学者がワイン製造の起源を探究する助けとなっています。
ワインの起源はどこにあるのでしょうか? 数名の研究者らは、その答えを見つけたと確信しています。
最近まで、最古のワイン製造の証拠は、紀元前5000年のイランの瓶でした(紀元前7000年の中国の発酵飲料という証拠もありますが、これは純粋なぶどうのワインではありませんでした)。
東欧と西アジアの間に位置するジョージアは、ワイン製造の歴史が長いことを誇りにしています。ジョージアの人々は、長年、ワイン製造の起源は自分たちであると主張してきました。そこで、国際的な科学者のチームが、この地で新たに発見された遺跡2か所を調査しました。
彼らは世界最古の土器をいくつか発見しました。紀元前6000年頃のものです。Agilent/HPのガスクロマトグラフ、および質量検出器を使用し、発見された器に吸収された古い有機化合物を分析したところ、ぶどう残留物の証拠が発見されました。いくつかの文化的解明を元に、研究者らはこれらの器はワイン発酵のため、Shulaveri-Shomutepe Culture (SSC) で使用されていた可能性が高いと結論づけました。
「少なくともジョージアの2つのSSCサイト、すなわちShulaveris Gora と Gadachrili Gora で、イランのHajji Firuz Tepe より500年早く、ぶどうワインを製造していたという証拠を得たかもしれない。」と、様々な遺跡に言及しながら、この研究は語っています。
「この『作業仮説』は新たな考古学、化学考古植物学、気候/環境データなどによって強化されていくが、ほんの始まりに過ぎない。我々は、より多くの遺跡を慎重に発掘することで、ぶどう栽培の起源についてもっと研究を深めていきたい。」と研究者らは付け加えています。
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