Skip to main content

PD-L1 IHC 28-8 pharmDx for Gastric Cancer

がんの個別化医療を推進するために病理検査のできること
PD-L1 IHC 28-8 pharmDx「ダコ」は、胃癌患者におけるニボルマブと化学療法(フッ化ピリミジン系抗悪性腫瘍剤及びプラチナ製剤)の併用療法の投与可否を判断するための補助として、厚生労働省に承認されました
Agilent Dako
臨床結果

CheckMate -649 試験は、未治療の HER-2 陰性の進行または転移性胃がん(胃食道接合部癌を含む)患者を対象とした多施設無作為化非盲検第 Ⅲ 相臨床試験です。

CheckMate -649 試験の結果により、ニボルマブと化学療法(フッ化ピリミジン系抗悪性腫瘍剤及びプラチナ製剤)の併用療法の有効性の程度は、PD-L1 発現(CPS)の値に関連する事が示されました。

CHECKMATE-649 試験でのすべての患者における PD-L1 発現の割合は 82 % でした。また、PD-L1 発現が CPS 5 以上の患者の割合は 60 % でした。

臨床試験結果
PD-L1 IHC 28-8 pharmDx「ダコ」の胃癌染色結果判定マニュアル PD-L1 IHC 28-8 pharmDx「ダコ」の非小細胞肺癌染色結果判定マニュアル

胃癌染色結果判定マニュアルを参照し、ニボルマブと化学療法の併用療法を対象とした胃癌患者の特定に役立つスコアリングガイドラインをご覧ください。

PD-L1 IHC 28-8 pharmDx「ダコ」の胃癌染色結果判定オンライントレーニングプログラム PD-L1 IHC 28-8 pharmDx「ダコ」の非小細胞肺癌染色結果判定オンライントレーニングプログラム

胃癌患者における PD-L1 発現の正確な評価とスコアリングに役立つトレーニングです。

PD-L1 IHC 28-8 pharmDx「ダコ」の胃癌パンフレット PD-L1 IHC 28-8 pharmDx「ダコ」の非小細胞肺癌パンフレット

PD-L1 IHC 28-8 pharmDx「ダコ」は、特異性、感度、再現性について実証されており、さまざまな適応症にわたり高い臨床的有用性が示されています。

PD-L1 IHC 28-8 pharmDx「ダコ」について PD-L1 IHC 28-8 pharmDx「ダコ」のワークフローのティーザー画像

アジレント・テクノロジー株式会社までお問い合わせください。

製品情報 製品情報

製品の詳細、添付文書、安全性データシート(SDS)

安定した染色性能

PD-L1 IHC 28-8 pharmDx「ダコ」は、体外診断用医薬品として厚生労働省により承認されています。また感度、特異性、正確性など検査に必要な性能条件を備えていることが実証されています。

検証パラメータの例 仕様
特異性
  • PD-L1 のクローン 28-8 に対する特異性を実証。
  • 正常組織上では免疫細胞に、稀に上皮由来の細胞を検出することがある。
  • PD-L1 の一次抗体による PD-L2 に対する交差反応性なし。
感度
  • PD-L1 IHC 28-8 pharmDx「ダコ」の検出感度は、任意の製造ロットを用いて、ヒト非小細胞肺癌のステージ 1 ~ 4 の FFPE 検体のうち 186 症例で検証した。PD-L1 発現率の評価は、さまざまな染色パターン(発現率 0 ~ 100 % の陽性腫瘍細胞、0 ~ 3 の染色強度)で実証した。
同一施設内での再現性
  • 装置間、オペレータ間、日間、ロット間、およびラン内の性能の並行精度試験。
  • 発現率 1 % 以上の OA は 98.1 % 以上。
複数施設間での再現性
  • 施設間アッセイ、施設内アッセイ、判定者間、判定者内の再現精度試験。
  • 発現率 1 % 以上の OA 点推定値は 97.9 %。

OA = 全体一致率

製品情報
製品 型番
PD-L1 IHC 28-8 pharmDx「ダコ」 SK00521-5J

キットとは別にご用意いただく必要のあるもの:

ダコ Autostainer Link 48(IHC 自動染色装置)

ダコ EnVision FLEX 洗浄液(20 x)

ダコ EnVision FLEX ヘマトキシリン(AutostainerLink 用)

PT Link

PT Link リンスステーション

 

AS48030

K800721-2

K800821-2

PT101/PT200

PT109

参考文献
  • CHECKMATE-649 試験
  • PD-L1 IHC 28-8 pharmDx「ダコ」添付文書
  • ニボルマブ添付文書:小野薬品工業株式会社/ブリストル・マイヤーズ スクイブ株式会社
PD-L1 IHC 28-8 pharmDx「ダコ」の胃癌の使用目的についてご確認ください。

使用目的

体外診断用医薬品

がん組織、細胞中の PD-L1 発現率の測定

  • ニボルマブ(遺伝子組換え)の非小細胞肺癌患者、頭頸部癌患者又は胃癌患者への適切な投与を行うための補助に用いる。
  • ニボルマブ(遺伝子組換え)及びイピリムマブの併用療法の悪性黒色腫患者への適切な投与を行うための補助に用いる。

PD-L1 IHC 28-8 pharmDx「ダコ」で PD-L1 発現率を測定し、以下の医薬品の投与可否を判断することが望ましい。

  • 化学療法既治療の非扁平上皮非小細胞肺癌患者及び頭頸部癌患者におけるニボルマブ(遺伝子組換え)
  • 化学療法未治療の非小細胞肺癌患者及び胃癌患者におけるニボルマブ(遺伝子組換え)と化学療法の併用療法
  • 悪性黒色腫におけるニボルマブ(遺伝子組換え)とイピリムマブの併用療法

ただし、PD-L1 IHC 28-8 pharmDx「ダコ」を用いて PD-L1 発現率を測定することができない場合には、ニボルマブ(遺伝子組換え)及びイピリムマブの添付文書等を参照の上、投与の可否を適切に判断すること。

PD-L1 検査の指針となる特定の臨床状況については、ニボルマブの添付文書をご参照ください