上皮関連抗原 (ERA) (濃縮抗体)
正常細胞および腫瘍細胞に存在する上皮抗原と反応します。第 2 回国際 SCLC ワークショップにおいてこの抗体は上皮型の抗原と反応するものとして SCLC クラスター 2 に分類されています。クラスター 2 に分類された抗体は、40kD の膜透過型糖蛋白の抗原と反応することが確認されておりますが、その機能は未だ明らかになっておりません。
正常細胞では、免疫組織学的検討により、腎臓、子宮、乳腺、肝臓、前立腺、膵臓の腺房細胞/ラ氏島/導管などの上皮、および皮下の腺組織、膵臓の内外分泌腺、消化管や呼吸器などの腺上皮にこの抗体の染色性が認められています。なお、正常の末梢血や骨髄細胞、および副腎、卵巣、脳、末梢神経や神経節細胞には反応しないことが明らかとなっています。一方、腫瘍細胞では、各種腫瘍との反応性が認められています。
また、胸水および腹水のサイトスピン標本における検討においては、59 例中 58 例の腫瘍細胞に陽性所見が得られ、33 例の反応性中皮および 5 例の悪性中皮腫では、全例陰性となる結果が得られています。
正常細胞では、免疫組織学的検討により、腎臓、子宮、乳腺、肝臓、前立腺、膵臓の腺房細胞/ラ氏島/導管などの上皮、および皮下の腺組織、膵臓の内外分泌腺、消化管や呼吸器などの腺上皮にこの抗体の染色性が認められています。なお、正常の末梢血や骨髄細胞、および副腎、卵巣、脳、末梢神経や神経節細胞には反応しないことが明らかとなっています。一方、腫瘍細胞では、各種腫瘍との反応性が認められています。
また、胸水および腹水のサイトスピン標本における検討においては、59 例中 58 例の腫瘍細胞に陽性所見が得られ、33 例の反応性中皮および 5 例の悪性中皮腫では、全例陰性となる結果が得られています。