Follicular lymphoma
Bcl-6 (濃縮抗体)
Bcl-6 遺伝子は Kruppel-type zinc finger subfamily に属する 706 アミノ酸からなる核蛋白をコードしています。正常組織では主として胚中心 B 細胞に発現しており、約 30% の瀰漫性大細胞性リンパ腫に BCL6 遺伝子再構成が認められ、Bcl-6 蛋白の発現異常がリンパ腫発生の原因になると考えられます。
本抗体は、正常扁桃の胚中心において、centrocyte と centroblast に反応しますが、形質細胞、マクロファージ、濾胞樹状細胞等には反応を示しません。腫瘍細胞においては、濾胞性リンパ腫、瀰漫性大細胞性 B リンパ腫、Burkitt リンパ腫、リンパ球優勢型の結節型 Hodgkin 病等で Bcl-6 陽性細胞の核に反応します。また、本抗体は、B 細胞性リンパ球性白血病 (BCL2+/BCL6-) における増殖中心とマントル細胞リンパ腫 (BCL2-/BCL6+) の残存胚中心との鑑別、リンパ球優勢型の結節型 Hodgkin 病の組織分類に有用です。Bcl-6 は B 細胞性リンパ球性白血病、ヘアリー細胞性白血病、マントル細胞およびマージナル・ゾーン細胞由来のリンパ腫に発現は認められません。
本抗体は、正常扁桃の胚中心において、centrocyte と centroblast に反応しますが、形質細胞、マクロファージ、濾胞樹状細胞等には反応を示しません。腫瘍細胞においては、濾胞性リンパ腫、瀰漫性大細胞性 B リンパ腫、Burkitt リンパ腫、リンパ球優勢型の結節型 Hodgkin 病等で Bcl-6 陽性細胞の核に反応します。また、本抗体は、B 細胞性リンパ球性白血病 (BCL2+/BCL6-) における増殖中心とマントル細胞リンパ腫 (BCL2-/BCL6+) の残存胚中心との鑑別、リンパ球優勢型の結節型 Hodgkin 病の組織分類に有用です。Bcl-6 は B 細胞性リンパ球性白血病、ヘアリー細胞性白血病、マントル細胞およびマージナル・ゾーン細胞由来のリンパ腫に発現は認められません。