AMACR (ダコ Omnis 用)
抗 AMACR 抗体は前立腺癌における cDNA ライブラリーのサブトラクションとマイクロアレイの組み合わせ解析により同定された 382 アミノ酸残基からなるタンパクを認識します。このタンパクは胆汁酸生合成や分岐鎖脂肪酸のβ酸化に関与する AMACR (α-methylacyl - CoA racemase) として知られています。AMACR は前立腺癌や高度 PIN (high-grade prostatic intraepithelial neoplasia (HGPIN)) には高率に発現しますが、正常前立腺や前立腺肥大症には発現していないと報告されています。
抗 AMACR 抗体、クローン 13H4 はホルマリン固定パラフィン切片での免疫組織染色が可能であり、基底細胞染色用マーカーとの組み合わせにより、前立腺癌の鑑別に有用です。
抗 AMACR 抗体、クローン 13H4 はホルマリン固定パラフィン切片での免疫組織染色が可能であり、基底細胞染色用マーカーとの組み合わせにより、前立腺癌の鑑別に有用です。